秋田県仙北郡美郷町六郷字熊野226-1

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秋田県大仙市・美郷町の造園工事店/(有)高橋造園土木公式ブログ 2010年10月
2010年10月23日  


六郷小学校社会人講師
会場:当社
対象:六郷小学校2年生
テーマ:木のことなんでもQ&A
内容:子供達からの木への質問の受け答え・分かり易い補足をつけて解説。


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わりと真面目 (笑)
びっくりするほど質問が来ました。
しかもちょっと難しいやつも。
樹木医の名にかけて、真剣に答えました。

532[1]

そろそろ騒ぎだす

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最後は「タラヨウ」の葉を使って実験!

この葉は字を書ける葉なんです。

平安時代はこの葉を使って、恋文を相手に送ったとか。


かわいい来客でした。

「サクラの幹が腐っていて・・・ 思い入れのある木なので心配で。なんとかなりませんか?」
とのご相談でした。

現場に行ってみると

PB110010.jpg
幹の大部分が白色腐朽菌に冒されています。
でもしっかりと処置をすれば、まだまだいけます!!

PB110012.jpg
お施主様より「すぐお願いします!」とのお言葉を頂き、処置にはいります。
防腐剤を塗り、人工樹皮の下地を作ります。

PB110014.jpg
防腐処理後、丁寧に人口樹皮を塗りこみます。

サクラは生命力の強い、したかな木だと思います。

まだまだいけます!

これからも経過観察をしていきます。

末永く美しい花を咲かせてくれるのを祈っております。

ありがとうございました!
・枝が雪で折れないか心配…

幹と幹がしっかりとくっついている幹は、付け根の皮が外に弾き出されています。(上の状態)
又の部分の材が発達して、幹と枝が互いに引っ張り合いをします。 逆にくっついてない枝は樹皮が枝の間に挟まりクサビのような役割をしています。
このような枝は、幹と枝が引っ張り合う事が出来ないため、雪の重圧で折れやすいのです。

枝が雪で折れないか
・秋にマツの幹にコモを巻いていますが、あれは何?

コモ巻きは主にマツの害虫「マツケムシ」を集めるために行われています。
マツケムシは霜が降りる前に地面へ移動します。 移動中の毛虫がコモ巻きに入ると、虫は暗さを感じて落ち葉の中だと思いそこで越冬するのです。 そして春がくる前に集まった虫を燃やすというものです。
が…じつはあまり害虫駆除の効果は少ないようです。
実際、コモ巻きの中の虫を調査したところヤニサシガメ、テントウムシやクモ類が多く見られマツケムシはほとんど見られず、毛虫を食べる虫やクモ類のケムシの天敵の方が多く越冬していました。
一概には言えませんが、コモ巻きは害虫駆除というよりは冬の風物詩としてとらえた方がいいかもしれません。

コモ